夏になると免疫が下がるのは、なぜ?

暑い日が続くと、なんだか体がだるい。
風邪じゃないのに咳が長引くし、肌もゆらぎやすい……。
それ、じつは「夏バテ」だけじゃなく、「免疫力の低下」が関係しているかもしれません。

では、どうして夏に免疫が下がりやすいのでしょうか?
いま増えている百日咳やコロナの流行もふまえて、今年の夏こそ見直したい体調ケアをまとめました。

🌀 エアコンと猛暑の“寒暖差”で、自律神経がゆらぐ

屋外では35℃超の猛暑、室内は冷房でひんやり。
この気温差に体がついていけず、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は、体温調節や内臓の働き、免疫バランスまでをコントロールしている大切な仕組み。
乱れてしまうと、免疫力も落ち込みやすくなるのです。
また、エアコンの効いた室内での密閉・換気不足・マスクの着用状況などが感染リスクを高めた可能性があるとも言われています。こまめな換気も大切です。

\ケアのポイント/

  • 冷房の温度は26〜28℃を目安に
  • 外出時は、薄手の羽織やストールを活用
  • 帰宅後すぐの冷たいシャワーは控え、ぬるめのお風呂で体を整えて

🍦 冷たい飲みもの・食欲低下で、腸の元気がダウン

冷たいジュースやアイスをとりすぎたり、暑さで食欲が落ちてしまうと、消化の働きが弱まり、腸内環境が乱れがちに。
腸は“免疫の司令塔”とも言われており、腸が整っているかどうかは免疫の強さと直結しています。

\ケアのポイント/

  • 冷たいものは一度にとりすぎず、常温や温かい飲みものも意識して
  • 発酵食品(ヨーグルト・味噌・ぬか漬けなど)を日々の食事に
  • 食欲がないときは、具だくさんのお味噌汁やスープからでもOK
  • ビタミンC、E、β‑カロテン、亜鉛などを含む食材やサプリで栄養バランスをサポート

🌙 寝苦しさからくる“夏の睡眠不足”

熱帯夜が続くと、どうしても寝つきが悪くなり、眠りが浅くなりがち。
でも、私たちの体は眠っているあいだに免疫細胞を回復・強化しています。
寝不足が続くと、そのはたらきが弱まり、感染症にもかかりやすくなってしまいます。

\ケアのポイント/

  • 寝る1時間前にはスマホを手放して
  • 冷感寝具や除湿機で快適な睡眠環境づくり
  • どうしても眠れない日は、昼に20分ほどの仮眠もおすすめ

☀️ 紫外線ダメージが、じつは体力をうばっている

夏の強い紫外線は、お肌だけでなく、体全体にダメージを与えます。
UVを浴びすぎると、体内で「酸化ストレス」や「炎症」が起きやすくなり、免疫細胞にも負担がかかることがわかっています。
とくに日焼けを繰り返していると、肌のバリア機能も低下して、外からの刺激に敏感になることも。
日焼けをすると体内に熱がこもりやすく、熱中症になりやすいことにも注意。

\ケアのポイント/

  • 日焼け止めは「汗・皮脂で落ちやすい部位」にこまめに塗り直しを
  • 帽子や日傘、アームカバーも取り入れて
  • 抗酸化ケアには、ビタミンCやポリフェノールなどの栄養素もおすすめ

💡 まとめ:夏の「ゆらぎ」から体を守ろう

夏バテに似た不調も、じつは免疫力のサインかもしれません。
今年は猛暑も続いていて、百日咳やコロナなどの感染症も再び広がっています。

だからこそ、
「よく寝る・よく食べる・冷やしすぎない」
この3つを大切に、少しずつ日々の習慣を見直していきましょう。
からだの内側から整えるサポートとして、サプリメントや発酵食品も心強い味方です。

免疫については、こちらのフラコもご参考にお読みください。
👉️ また流行?!マスクを外した今、なぜ感染症が増えているの?


いろんなイベントが目白押しの夏🎐🎆
できるところからやってみましょう!

※ 注意
本記事はあくまで情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスではありません。
健康上の問題のある方は、必ず医療専門家にご相談ください。

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