FACE-Q調査で見る!美容と自信の関係について

こんにちは、フラメルの める です!
前回のコラムでは、「もっと健康を身近に感じてほしい」というフラメルの思いを書きました。

それはわかるよ、でも、とはいえ、
今は病気じゃないし、健康よりも美容の方が気になる!!
もちろん健康は理想なんだけど、実際何から手をつけたらいいんだろう?

というのが本音だったりしませんか?

仕事や子育て、趣味の時間など、いろいろ忙しい現代社会。
心が安定していれば、体や生活環境にも気を配れる。でも、心の安定には、体そのものや生活環境も重要だったり⋯⋯

特に女性の場合は、健康的な体って美容に近いものだと思うんです。
健康だとメイクのノリがよかったり、ヘアスタイルもきまりやすい!
そんな日は1日楽しく、自信を持って過ごせますよね。


そこで、自信について数値化して比較できたらおもしろいかもと調べてみたところ、美容治療と心理的・社会的な自信についての調査をみつけました。今回は、美容と自信について調べた研究を紹介いたします。

複数の美容治療による自信の変化

はじめに、この記事が「美容治療を推奨しているわけではない」という点はご理解いただきたいと思います。

これは2022年のAesthetic Surgery Journalに掲載された、アメリカのグループによる研究結果です。
対象となったのは、35~65歳の男女100名ほど。
研究では、シワとハリの改善、まつ毛育毛を行い、施術前と施術4ヶ月後における心理的幸福感、社会的自信、老化外見、自分の年齢感について評価しました。

評価に使用された「FACE-Q」

ここで使われた評価ツールが「FACE-Q」です。これは、アメリカ食品医薬品局(FDA)が認定した医療機器開発ツール(MDDT)で、顔の外見や老化に対する評価を行うための質問票です。興味深いことに、このツールは顔、頬、唇、肌、鼻唇溝、眉間のシワなど、外見に関連する項目だけでなく、心理的機能や社会機能という項目もあり、患者視点での治療評価として美容治療の業界で使われる指標とのこと。

4ヶ月後の結果は?

下記は論文の図を日本語版に改変したものです。

Cohen et al. 2022. Aesthet. Surg. J. 改変
Cohen et al. 2022. Aesthet. Surg. J. 改変
Cohen et al. 2022. Aesthet. Surg. J. 改変

予想 (期待) 通り、心理的幸福感社会的自信、そして加齢による外見、自分の年齢感の評価が改善したとの結果がでました。特に興味深かったのは、患者が自分の見た目年齢を治療前よりも平均4.5歳若く感じたという結果です。

また、治療結果がどれほど影響を持つかを定量的に示す指標であるCohen’s Effect Sizeという値においても、全体の効果が0.8以上であり、大きな効果が確認されたとのこと。統計学的な数値が示されていると、治療の効果がより実感しやすく感じられますね。

外見と心のバランスが大切

このように、外見が私たちの心の健康にも大きく影響することがわかります。もちろん見た目だけではありませんが、日々のセルフケアや健康への意識が、私たちの心理的自信幸福感を支える一助になることを再認識しました。

美しさの基準は人それぞれです。
お気に入りの自分になれるよう、外見も心も、どちらも大切に、バランスよくケアしていきたいですね。

それではまた、ふらっと「フラコ」におこしください。

以上、めるでした!

参考文献
Cohen JL, Rivkin A, Dayan S, Shamban A, Werschler WP, Teller CF, Kaminer MS, Sykes JM, Weinkle SH, Garcia JK. Multimodal Facial Aesthetic Treatment on the Appearance of Aging, Social Confidence, and Psychological Well-being: HARMONY Study. Aesthet Surg J. 2022 Jan 12;42(2):NP115-NP124. doi: 10.1093/asj/sjab114. PMID: 33751048; PMCID: PMC8756087.


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